日本の「放射能処理水」への不安で…韓国海洋水産省「天日塩の放射能検査」を拡大
2023/06/07 07:44入力
福島第1原子力発電所“放射能処理水”の海洋放流に関し、韓国の海洋水産部(省)は「国内で天日塩を生産する塩田への放射能検査を強化する計画だ」と明らかにした。
海洋水産部は6日、資料を通じて「6~7月から放射能検査を大幅に拡大する予定だ」とし「これからも政府と民間機関の全ての力を総動員し、天日塩の塩田を徹底して管理する計画だ」と説明した。
海洋水産部はことしの4月から、全国10余か所の天日塩生産塩田を対象に毎月「放射能検査」を実施しているが、今のところ全ての塩田で放射能物質は検出されていない。
海洋水産部は、“福島原発放射能処理水の海洋放流時期が迫っていることから買占めが増加し、天日塩の価格が急騰している”という一部の主張について「天日塩の販売量はむしろ減少し、買い占めがあったとは言えない」と反論した。
海洋水産部は「雨が降った日が多く、天日塩の生産量が減少したことに加え、生産者たちが梅雨を控え出荷量を調節したため、価格が上昇したのだ」と説明した。
今月第1週における韓国内の天日塩の価格は、4月第1週に比べ26.8%上昇している。