韓国ニュース
政治 日韓関係 経済 社会/文化
IT/科学 スポーツ 北朝鮮 話題

韓国、11年ぶりに安保理非常任理事国入り

2023/06/07 05:46入力

<拡大写真>

韓国が国連安全保障理事会(安保理)非常任理事国に選ばれた。1991年の国連加盟後、3回目の選出となる。北朝鮮の核脅威や住民の人権弾圧などに対して、米国や日本などの自由陣営とともに積極的に対応する見通しだ。

 韓国は6日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれた非常任理事国の改選選挙で、投票に参加した192か国のうち3分の2以上の180か国から賛成票を獲得した。これにより、韓国は2024年1月から2年間、安保理の非常任理事国を努める。

 今回の選挙は安全保障理事会の非常任理事国のうち5カ国(アジア太平洋地域1か国、アフリカ2か国、中南米1か国、東欧1か国)を改選。韓国はアジア太平洋枠から唯一立候補した。

 韓国が非常任理事国に選ばれたのは、2013~2014年任期以来11年ぶり。国連加盟5年後の1996~1997年、初の非常任理事国として選ばれた。今回が3回目の任期となる。

 安保理は各種の決議で拒否権を行使できる米国や英国、フランス、中国、ロシアなどの常任理事国5か国と、2年任期の非常任理事国10か国で構成されている。

 非常任理事国は、常任理事国5か国だけに与えられた拒否権を行使できないだけで、国連安保理の各種決議に参加し投票が可能だ。

 今回、非常任理事国に選ばれたことで、韓国では外交的な影響力を拡大し、「グローバル中枢国家」のビジョンにも一歩近づけると期待されている。

 先に韓国は、「グローバル中枢国家」というビジョンに合わせて、「平和維持(PKO)・平和構築への貢献」「女性と平和安保への貢献」「サイバー安保への貢献」「気候変動克服への貢献」など、4つの重点課題を安保理非常任理事国の選挙で公約として発表した。

 また、韓国は非常任理事国になったことで、北朝鮮の核脅威などの朝鮮半島問題に対して、安保理で積極的に声を上げるものとみられる。




韓国・北朝鮮のニュースなら、ワウコリア・ワールド

Copyright(C) 2004-2023 AISE Inc. All Rights Reserved.