韓国水産関連団体 福島汚染水に絡むフェイクニュースに懸念
2023/06/06 15:48入力
【ソウル聯合ニュース】韓国の水産関連団体、韓国水産業経営人中央連合会は6日、国民向けの要請文を発表し、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出計画に絡むフェイクニュースなどの偽情報にあおられ、韓国産水産物への不信が生じることがあってはならないと訴えた。
連合会は政府や国会などに対し「一部の扇動者による誤った情報とフェイクニュースをきっちり見分け、冷静に対応し、水産業界の被害を防いでほしい」と求めた。汚染水に対する誇張された誤解と過度な心配が恐怖となり、韓国産水産物に対する不信を招いてはならないと強調。原油高や漁業生産量減少などで厳しい状況に追い込まれる水産関係者が生活の基盤を失わないよう、助けてほしいと呼び掛けた。
また「水産業者は今回の事態に関し、科学的な事実に基づき落ち着いて対応し、安全な水産物の供給へ最善を尽くす」と表明した。