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82年続いたソウルの白病院、赤字の末閉院か=韓国

2023/06/06 06:26入力

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韓国ソウル市内にあり、長い歴史をほこる総合病院「仁済大学ソウル白病院」が、開院82年目にして閉院の手続きを踏んでいることが分かった。

 5日、同病院の関係者は「来る20日に理事会を開き、ソウル白病院経営正常化タスクフォースで決定した閉院案を議決する予定」と明らかにした。

 閉院案が議決されれば、1941年に「白仁済外科病院」という名称で開院した同病院は、82年目にして歴史の中に消えることになる。

 理事会に閉院案が上程されたのは、この20年間累積した赤字のためだ。今年までの累積赤字は1745億ウォン(約187億円)に達する。

 同病院は経営難を打開するため、2016年から経営正常化TF(タスクフォース)を運営してきた。

 同病院の関係者によると、同病院は2017年の時点で276床だった病床数を122床まで減らしたという。人件費を減らすためにインターン修練病院に転換し、専門医(レジデント)も受け入れなかった。また、病棟を改修して毎年約30~50億ウォン投資したが、赤字から抜け出せなかった。

 学校法仁済学園は、同病院が閉院しても、法人内の他の病院で約400人の職員を雇用すると明らかにしている。仁済学院は同病院の他にも、上渓・一山・釜山・海雲台病院を運営している。




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