韓国漁業団体が声明「国内水産物は安全」 日本の海洋放出開始で
2023/08/24 18:55入力
【ソウル聯合ニュース】日本の東京電力が24日、福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出を始めたことを受け、韓国の各漁業関連団体が同日、韓国産の水産物が安全であることを国民などに向けて訴えかけた。
韓国沿岸漁業人中央連合会は「国際機関や著名な科学者たちが明らかにしたように、わが国の海、わが国の水産物は絶対安全だ」とし「わが国の海が汚染されるという会談(非科学的な話)を信じる漁業関係者も国民ももういないと信じる」と述べた。
政府に対しては「漁業や水産業の生産額減少が現実化した場合に早急に支援する対策を政府を挙げて用意してほしい」と要求した。
水協中央会をはじめ関連団体が参加する「日本原発汚染水対策委員会」は声明で「原発汚染水放出後、基準値以上の放射性物質が水産物から検出された場合、操業を全面中止する」と表明した。
そのうえで「国会と政府は国民が安心して水産物を消費できるよう放射能監視システム強化と水産物消費活性化対策を用意してほしい」と要求した。
水協中央会は25日から緊急対策本部を設置し、水産物の安全管理状況を点検し、全国の関連施設での検査を支援するなど水産物の安全管理を強化することにした。また政府、公共機関、地方自治体などと共にキャンペーンを行い、消費活性化に乗り出す。