「水産人の日」記念式典に出席 水産業のスマート化へ意欲=尹大統領
2023/03/31 18:48入力
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は31日、南部の慶尚南道統営市で開かれた「第12回水産人の日」の記念式典に出席し、水産業のスマート化により未来成長産業を育成するとの意志を示した。大統領室が同日、報道資料で伝えた。
「水産人の日」が2011年に政府の記念日(当時は「漁業人の日」)に指定されて以降、現職大統領が記念式典に出席したのは初めて。
尹大統領は式典で、昨年の水産物輸出額が初めて30億ドル(約3990億円)を上回ったとして、「黒い半導体」と呼ばれるノリやカキ、アワビなど輸出戦略品目の育成のために水産関係者と関係官庁がワンチームとなってほしいと呼び掛けた。
また、そのためには「水産業のスマート化」が欠かせないと強調。水産業で高度なデジタル技術を活用することで、生産性向上だけでなく雇用創出にもつながると述べた。
続けて、「スマート養殖」や「フードテック」など水産業の未来成長産業化に向けた研究・開発を積極的に推進し、民間投資を妨げる規制を大幅に緩和する方針を示した。
式典には全国の水産関係者、趙承煥(チョ・スンファン)海洋水産部長官、慶尚南道の朴完洙(パク・ワンス)知事など約1200人が出席した。