尹大統領の支持率が｢30％｣…｢対日外交｣の影響で下落＝韓国

2023/03/31 11:22入力

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「ユン・ソギョル（尹錫悦）韓国大統領の支持率が、前週対比で4%下落した30%を記録した」という世論調査の結果が31日公開された。日韓首脳会談における外交成果において政界では評価が分かれている中、その影響が支持率に反映されているものとみられる。

韓国の世論調査機関“韓国ギャラップ”が去る28～30日、満18歳以上1001人を対象に調査した結果、尹大統領の支持率は30%、不支持は60%と集計された、支持率は前週より4%下落し、不支持は2%上昇した。

不支持の理由は「外交」（21%）・「日本との関係・元徴用工賠償問題」（20%）・「経済・民生・物価」（8%）などの順であった。

韓国ギャラップによると、今月第2週から大統領の不支持の理由で「日本との外交関連の言及」が最上位を占めている。3月6日の韓国政府による元徴用工への「第3者弁済案」発表や、16～17日に行なわれた日韓首脳会談、そして今週物議をかもしている日本教科書の歴史歪曲（わいきょく）と福島第1原子力発電所処理水・水産物に関する問題が影響したものと分析される。

今月初めの調査では、64%が日韓関係について「日本の態度に変化がなければ、急いで改善させる必要はない」と考え、85%は「現在、日本政府は植民支配など歴史問題について反省していないと思う」という結果が出ている。

一方、支持の理由は「外交」（12%）・「労組への対応」（9%）・「日本との関係改善」（9%）などの順であった。

政党支持率は、与党“国民の力”と最大野党“共に民主党”が33%で同率、無党派層が29%、正義党が5%と集計された。与党は前週より1%下落し、共に民主党は2%上昇した。