国会議員の平均資産25億ウォン…安哲秀氏1347億ウォンで不動の1位＝韓国

2023/03/31 05:09入力

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昨年、韓国国会議員10人のうち9人は資産が増えたことが判明した。国会議員の平均資産額は25億ウォン（約2億5500万円）で、これは資産が500億ウォン（約51億円）以上の議員を除いて集計した数値だ。与党「国民の力」のアン・チョルス（安哲秀）議員は、依然として議員の中で最も多くの資産を所有していることがわかった。安氏の資産額は1347億ウォン（約137億円）だ。昨年は、議員の中で資産が最も減少したものの、依然として不動の1位となっている。

　31日、韓国の国会公職者倫理委員会が公開した国会議員292人の資産の集計結果によると、申告資産額の平均は25億2605万ウォンだった。対象となった国会議員は296人だったが、安氏を含め4人の資産は平均資産の算出から外された。

　安氏は、資産額を昨年より693億ウォン減った1347億ウォンと申告した。国会議員の中では最も資産が多かった。安氏は昨年6月の補欠選挙で国会議員に就任。資産の減少理由は、所有していたアンラボ社の株値が下落したためとみられる。

　資産規模の2位は同党のチョン・ボンミン（田奉ミン）議員で559億ウォン。不動産の多い同党のパク・ドクフム（朴徳欽）議員は526億ウォンで3位だった。語学学校のオーナーだった野党「共に民主党」のパク・ジョン議員は、昨年に約47億ウォン増え、約505億ウォンを資産として申告した。

　資産の規模別にみると、申告額が5億ウォン未満は22人（7.4%）で、5億ウォン以上〜10億ウォン未満が54人（18.2%）、10億ウォン以上〜20億ウォン未満が104人（35.1%）、20億ウォン以上〜50億ウォン未満が83人（28.0%）、50億ウォン以上が33人（11.1%）だった。

　資産が増加した国会議員は258人で、全体の87.2%を占めた。規模別にみると、5000万ウォン未満が24人（8.1%）、5000万ウォン以上～1億ウォン未満が28人（9.5%）、1億ウォン以上〜5億ウォン未満が180人（60.8%）、5億ウォン以上〜10億ウォン未満が18人（6.1%）、10億ウォ以上が8人(2.7%)だった。

　資産が減った人は38人（12.8%）で、規模別に見ると5000万ウォン未満10人（3.4%）、5000万ウォン以上～1億ウォン未満5人（1.7%）、1億ウォン以上～5億ウォン未満14人（4.7%）、5億ウォン以上～10億ウォン未満1人（0.3%）、10億ウォン以上が8人（2.7%）だった。