韓国ニュース
政治 日韓関係 経済 社会/文化
IT/科学 スポーツ 北朝鮮 話題

国家安保室長の交代は「大きな流れの変化」=韓国大統領室

2023/03/30 19:24入力

<拡大写真>

【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の関係者は30日、韓米首脳会談を控えている重要な時期に外交・安全保障政策を指揮する国家安保室長が金聖翰(キム・ソンハン)氏から趙太庸(チョ・テヨン)前駐米大使に交代したことに関連し、一つの出来事によるものではなく、「大きな流れによる変化」と説明した。

 最大野党「共に民主党」は同日、金氏の辞任と関連し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の訪米時に韓国ガールズグループのBLACKPINK(ブラックピンク)と米ポップスターのレディー・ガガのコラボレーション公演が企画されたが、安保室側が各方面への報告を怠ったため更迭されたとする説や、対日関係などを巡り国家安保室内で第1次長の金泰孝(キム・テヒョ)氏とのあつれきがあったとする説などを提起した。

 同関係者は「今回の人事については大きな流れから見る必要がある」とし「金氏は教授出身で尹政権が発足した時、韓米同盟の優先および韓米日協力重視の外交方針を立て、ある程度基礎を固めた」と話した。また「韓米同盟の強化と韓米日協力を具体的に推進し、もう少し外交的ディテールを加味するには学者出身よりは外交の現場で経験のある趙氏がより適任である可能性もある」と説明。このような流れの中で安保室長の交代が行われたと伝えた。

 同関係者は趙氏について、森と木を同時に見ることができる有能な外交官と専門家の間で評価されているとし、現時点で最も適した人事であると強調した。前駐米大使として今回の尹大統領の米国国賓訪問に関する懸案を扱ってきたため、わずかな隙もあり得ない状況だとも話した。

 金氏は29日に辞任を表明。「1年前、大統領から提案を受けた際、韓米同盟を復元し、韓日関係を改善して韓米日の安保協力を強化するための土台をつくった後、大学に戻るとお伝えした」として、「その条件がある程度満たされたと思う」と述べた。





韓国・北朝鮮のニュースなら、ワウコリア・ワールド

Copyright(C) 2004-2024 AISE Inc. All Rights Reserved.