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韓国 きょうのニュース(3月30日)

2023/03/30 18:00入力

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◇大統領室「福島産水産物が国内に入ることはない」

 大統領室の報道官室は30日、「日本産の水産物輸入に関連し、国民の健康と安全が最優先という政府の立場に変わりない」とし、「福島産水産物が国内に入ることは決してない」と言明した。2011年の東京電力福島第1原発事故を受け、韓国は福島県など8県産の水産物の輸入を禁止している。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は今月16日に訪日して韓日首脳会談を行った。その際に日本側が福島県産水産物の輸入規制の撤廃を求めたと日本のメディアが報じたことから、韓国では懸念する声が高まっている。

◇北朝鮮人権報告書を初公開 「青少年の公開処刑も」

 政府は、脱北者500人余りの証言を基に作成した2023年版の北朝鮮人権報告書を31日に公開する。報告書は、北朝鮮では公権力による恣意的な生命のはく奪が存在するとし、「即決処刑」の事例に関する証言が継続して寄せられたと伝えた。中でも女性が家庭や学校、軍隊、拘禁施設でさまざまな暴力にさらされており、韓国の映像を見たという理由で青少年が処刑されることもあったという。政府は北朝鮮人権法が制定された翌年の17年から同報告書を毎年発刊していたが、これまでは脱北者の個人情報漏えいの恐れや北朝鮮の反発を考慮して非公開としていた。北朝鮮の劣悪な人権状況を広く知らせるため、今年初めて一般に公開する。

◇新国家安保室長「尹政権の国政目標へ最善尽くす」

 外交・安全保障政策を新たに指揮する趙太庸(チョ・テヨン)国家安保室長はソウルの大統領室庁舎で記者団に対し「重大な時期に安保室長を務めることになり重い責任を感じる」と述べた。趙氏は、尹政権の国政目標である「グローバル中枢国家の建設」に向けて大統領室がワンチームとなって努力することが必要だとして、そのために最善を尽くすと強調した。趙氏は尹政権の初代駐米大使を務めていたが、前日の金聖翰(キム・ソンハン)氏の辞意表明を受け、国家安保室長に任命された。

◇初の3600トン級潜水艦起工式 最大10本のSLBM発射管

 防衛事業庁は、南部の慶尚南道・巨済にある大宇造船海洋の造船所で3600トン級潜水艦「張保皐3」バッチ2の1番艦の起工式を行ったと発表した。韓国独自技術で開発されるバッチ2の3600トン級潜水艦は、韓国軍に引き渡されたバッチ1の1番艦「島山安昌浩」(3000トン級)に比べ船体が大きくなっただけでなく、戦闘システムやソナー(水中音波探知機)の性能が改善されて標的の探知・処理能力が向上し、垂直発射管の数が増えて攻撃能力が強化された。水中で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射する垂直発射管の数は公表されていないが、最大10本を搭載するとされ、3000トン級の6本に比べ増加した。





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