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中国「移民が建てた米国が移民を差別」…連日、米国の人権を批判

2023/03/30 16:05入力

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中国は米国主導の民主主義サミット(29~30日)を狙って、米国の人権問題を連日批判している。

30日、中国官営“新華社通信”は「米国が難民と移民の人権を侵害した事実と真相」というタイトルの報告書を報じた。この報告書には「米国は移民国家にもかかわらず、歴史的にアフリカ系・アイルランド系・日系・東欧系・中南米系の移民者などに差別的な待遇を行なってきた」と記されている。

この報告書には特に、今世紀の状況に関し「2001年の9・11同時多発テロ直後に拘禁されたアラブ系とイスラム教徒などの多くが、軽い移民法違反により追放されたこと」、「昨年6月に米国への密入国を試みた中南米出身移民者53人が、トレーラーの中で亡くなったまま発見された事実」などが取り上げられている。

さらに「米政府は世界の至る所で他国の内政に干渉し戦争を発動させ、大規模な人道的災難と難民危機を招いては、責任と結果を他国に転嫁している」と批判した。

これに先立って29日、中国外務省のホームページや新華社通信などの官営メディアには「米国が国内外で任意の拘禁を施行した事実と真相」というタイトルの報告書が掲載された。ここには、テロの容疑者に対する苛酷な行為および不当な拘禁への批判が出ているグアンタナモ湾収容キャンプ問題などが取り上げられた。

また28日も、中国の内閣である国務院新聞弁公室は「2022年 米国人権報告」というタイトルの文書を通じて、米国内の銃器乱射の頻発・薬物乱用死者の増加・人種対立および少数民族差別などに関する統計と動向を紹介した。

中国が連日、米国の人権問題を提起する報告書を出しているのは、米国主導で29日からオンラインにより開催されている「民主主義サミット」への対応によるものだとみられる。

中国外務省の報道官は28日の定例会見で、民主主義サミットについて「米国は公然と理念により線引きして分裂を助長し、民族精神を冒涜(ぼうとく)し踏みにじっている」とし「米国は『偽りの民主主義』と『本当の覇権』の本質を露わにした」と批判した。




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