｢キムチは漬けずに買って食べる｣…キムチ製品の購買が3倍に＝韓国

2023/03/30 08:23入力

＜拡大写真＞

韓国では、キムチを漬けて食べる世帯の割合が半数以下に減少していることがわかった。これは、キムチ消費の減少と新型コロナウイルス感染症事態によるものと分析されている。一方、1人世帯の増加などにより、キムチ製品を買って食べる世帯の割合は3倍以上増加している。

韓国農水産食品流通公社（aT）の「2021キムチ産業実態調査分析報告書」によると、2021年基準でキムチを漬けて食べる人の割合は22.6%で、2017年より33.7%も減少した。

キムチを漬けて食べる人の割合は、2017年の56.3%から2018年の51.3%・2019年の41.7%と減り続け、新型コロナウイルス感染症事態の初年度である2020年は23.6%に急減したことにつづき、2021年に22.6%へと小幅に減少した。

新型コロナ事態であった2020～2021年には「ソーシャルディスタンス措置により、家族同士が集ってキムチを漬けるのが難しかった」という特殊な事情のため急減した面もある。

2021年にはキムチを漬けない世帯の割合が76.7%で、2017年（43.7%）に比べ33.0%も増加した。また、キムチを漬けない世帯のうちキムチ製品を購入する割合は33.1%で、2017年（10.5%）の3倍を超えた。