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長期中断の韓中日首脳会談開催に弾みか 消極的だった日本が支持

2023/03/17 16:51入力

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【ソウル聯合ニュース】日本が韓日首脳会談を機に韓中日3カ国のハイレベル対話再開の必要性を強調したことで、3年以上にわたり中断している韓中日首脳会談が開催される可能性に関心が集まっている。

 日本の岸田文雄首相は16日に東京で開いた韓日首脳会談の共同記者会見で、多岐にわたる分野で両国政府間の意思疎通を活性化していくことで一致したとし、具体的な方策の一つとして「ハイレベルの日韓中プロセスを早期に再起動する重要性で一致した」と述べた。韓日関係改善の流れの中で韓中日の対話も再開する意向を表明したものだ。

 韓中日首脳会談は2008年から3カ国が持ち回りで開催していたが、19年12月の中国での8回目会談を最後に開かれていない。新型コロナウイルスが世界的に流行した影響もあったが、18年10月に韓国大法院(最高裁)が徴用被害者への賠償を日本企業に命じる判決を出し、日本が韓国の首脳との対面に消極的になったためでもある。

 韓国政府は3カ国の首脳会談開催の必要性にたびたび言及してきた。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は昨年11月にカンボジア・プノンペンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓中日)首脳会議で、「韓中日首脳会談を含む3カ国の協力メカニズムも早期に活性化されることを期待する」と強調した。

 中国もおおむね前向きだった。昨年8月のプノンペンでのASEANプラス3外相会議で、朴振(パク・ジン)外交部長官が韓中日首脳会談の再開を提案すると、当時の中国の王毅国務委員兼外相はとても良い考えだと支持した。

 そんな中で日本も首相が韓中日首脳会談の再開に前向きな姿勢を示したことから、3カ国間のハイレベル対話に弾みがつくとの期待が出ている。20年以降、首脳会談が開かれていないため継続して議長国を務めている韓国は、3カ国協力メカニズムの活性化に向けた協議の開始を近く日本と中国に打診する見通しだ。

 韓国外交部の当局者は17日、「3カ国の協力はインド太平洋地域の安定を築き繁栄と平和を実現する上で欠かせないため、政府は3カ国間の意思疎通と協力の活性化に積極的に努めている」と述べた。

 だが、3カ国の協力プロセスが期待通りスムーズに再開されるかは不透明だとの指摘もある。

 中国はこれまで、韓米日の連携にくさびを打つ狙いから韓中日協力に積極的だとみられていた。韓国と日本が距離を縮めている中で韓中日が協議を開けば自国だけが疎外されかねないと、中国が懸念する可能性もある。

 それでも、中国としても米国をけん制するためにも韓国、日本との対話が必要になることから、今年は3カ国の協力プロセスが活気付き、首脳会談も実現するとの見方が多い。





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