＜WBC＞笑顔が消えた韓国代表監督｢日本戦はとにかく総力戦…先発はキム・グァンヒョン｣

2023/03/09 17:25入力

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インタビュー室に入ってきたイ・ガンチョル監督の表情は暗かった。試合前、余裕があふれていたようすは跡形もなかった。笑いがすっかり抜けた姿から敗北の衝撃をそのまま感じることができた。

　イ・ガンチョル監督が率いる韓国野球代表チームは9日、東京ドームで行われた2023ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）1次ラウンド・プールBの初戦で、豪州に7-8の逆転負けを喫した。

　2位まで可能な1次ラウンド通過のためには必ず勝たなければならない豪州に押され、韓国は3回連続1次ラウンド敗退を心配しなければならない状況となった。10日午後7時、日本との第2戦で敗れた場合、事実上、敗退が確定する。

　イ・ガンチョル監督は試合後のインタビューで「色々な状況があったが、選手たちは最善を尽くした」とし「序盤にリードされたが、打たなければならない選手たちが打ってくれたのは幸いだ。次の試合には良いコンディションで臨めそうだ」と語った。

　7回裏、カン・ベクホのアウト状況に対する質問も当然出てきた。イ・ガンチョル監督は「よく打ったがセレモニーが早かった。早く忘れて次の試合に備えることを願う」とし「残り3試合だけに試合に集中し続けるよう準備させる」と述べた。

　イ・ガンチョル監督は日本戦の総力戦を宣言した。先発投手はキム・グァンヒョンだ。イ・ガンチョル監督は「もし、きょう延長戦までいっていたら、キム・グァンヒョンを投入していた。7回からキム・グァンヒョンを考えていた」とし「ベテランが序盤を引っ張らなければならない。今は経験のある投手を選ぶしかない」と打ち明けた。続けて「選手たちの体調を早くチェックして投げられるすべての投手が準備しなければならない」とし「稼動できる投手はすべて稼動し、勝てるようにする」と述べた。

　韓国戦に出場する日本の先発投手はメジャーリーグのトップクラスの投手ダルビッシュ有だ。イ・ガンチョル監督は「ダルビッシュ有を長い間見てきたし、良い投手だと思う」としながらも「今、他のことを考える余裕がない。同じ選手だと思って攻撃的な試合をして勝てるようにしたい」と強調した。