2日間続いた山火事で山林163ha焼失＝韓国

2023/03/09 07:49入力

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8日午後2時10分ごろ、韓国キョンサンナムド（慶尚南道）ハプチョン（陜川）にある野山で発生した山火事が9日まで続き、163ヘクタールの山林が焼失した。山火事現場に急傾斜地帯が多く夜間の鎮火は厳しいとみられたが、山火事鎮火に特化した空中鎮火隊と山火事災難特殊鎮火隊が投入され鎮火を進めた。9日午前6時の鎮火率は92%で、火線は0.5キロに減少した。現在、現場の風速は秒速4メートル、瞬間最高風速は7メートルで前日より弱くなり、鎮火に大きな困難はない状態だ。山林当局は夜間山火事鎮火のために山火事災難特殊鎮火隊など鎮火人員1318人と装備76台を投入して消火活動にあたっている。また、日が昇った同日午前6時50分、山火事鎮火ヘリコプター35台を再び投入した。

　まだ人命被害や民家の被害はないという。山林当局は同日午前中に鎮火が完了すると予想した。続いて鎮火が完了し次第、正確な火災原因を調査する計画だ。山火事3段階発令で前日陜川に山火事現場統合指揮本部を設置し運営に入った慶尚南道は、広域山火事予防鎮火隊を投入するなど対応に乗り出している。ナム・ソンヒョン山林庁長は「風が弱い午前時間を基点に残りの火の鎮火完了を目標にし、日の出と共に山火事鎮火ヘリを投入する計画」と話した。