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自殺したユース選手の家族、金浦FCに営業停止仮処分申請=韓国

2023/03/07 14:25入力

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韓国プロサッカーキンポ(金浦)FCのユースチームでいじめられて自殺した被害者の保護者が、クラブが懲戒どころか加害コーチと再契約をするなどの措置をしないとして、クラブのユースチームを相手に営業停止仮処分申請を出した。

 6日、聯合ニュースによると、被害者の保護者チョン某氏は裁判所に金浦FC高等チームと中等チームを相手に営業停止仮処分申請書を提出した。

 チョン氏は仮処分を出すのに先立って配布した立場文で「(スポーツ倫理センターがコーチ懲戒妖精を議決したにもかかわらず)金浦FCは直接、懲戒関連書類を受け取っていないという理由で職務停止もせず、継続延長契約を通じて被害家族に精神的被害を与えている」と主張した。

 また「幼い選手たちに人権侵害をしたコーチ陣の職務を停止するどころか、むしろ再契約して選手を指導する席に置くことは社会秩序に反する行為であり、成長する青少年に有害なこと」とし「少なくともこのことがきちんと終わるまではクラブ運営を停止しなければならないという考えで、営業停止仮処分を申請した」と説明した。

 チョン氏は来る14日が息子の誕生日だとしながら「3月になって、『誕生日の料理をどこに用意しなければならないのか、ケーキにロウソクをいくつさせば良いのか』という思いだけだ。事件発生から1年近く経ったが、まだ金浦警察署の捜査は終結しておらず、時間だけが過ぎている」と伝えた。

 チョン氏の息子は昨年4月27日、金浦市の金浦FCユースチームの寮の建物4階から飛び降りて自殺を図った。

 亡くなったチョン君はSNSにA4用紙5枚ほどの遺書を残していたが、コーチの言葉の暴力やチームメートのいじめがあったという主張が盛り込まれたと伝えられた。

 この事件を調査したスポーツ倫理センターはことし1月3日、加害者と名指しされたコーチなどに対して懲戒要請議決をした。

 金浦FCの関係者はスポーツ倫理センターの議決がなされたにもかかわらず、該当コーチに対して人事措置をしなかったことに対して「処置をするには明確な行政的根拠が必要だが、まだクラブに公式的に公文書が届いていない」と釈明した。

 続けて「公文書を受け取り次第、その内容により人事委員会を開いて、懲戒を下す予定」と述べた。



■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口

●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556

●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226

●いのちの電話:0570-783-556




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