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<WK寄稿>カカァ天下の国、韓国(2)過酷な試練が女性を強くする!

2023/02/28 17:30入力

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韓国では、ドラマや映画を見てもわかる通り、女性が主人公などで主動的に描かれています。昨年大ヒットした、子供をエリート大学に入学させるための女性間の熾烈(しれつ)な競争を描いた「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」、自我の強い女性が男性を振り回し危機から彼氏を救い出す展開の「猟奇的な彼女」( 日本でヒットした韓国映画の先駆け的作品 )や歴史ドラマでの幕僚(男性)とわたりあい権力闘争を繰り広げる王妃など女性の存在が際立って描かれています。

 これは何もフィックションの世界でだけでなく、現実の社会でも女性が重要な役割を担っています。私が勤めていた某航空会社でも旦那の出世のため、課部長の奥様同志が時には集い社内の情報交換をしたり、人事異動の季節には影響力のある重役夫人に取り入るため抜け駆けして付け届けをしたりするのが茶飯事でした。

 また、受験のシーズンになると社内で子弟がどの大学に入ったかがうわさされ、見事エリート校に受かった子を持つ部長や重役は鼻高高に祝福を受け、子供が一流校に入れなかった上司は肩身の狭い思いをしていました。ですから夫の評判のためにもドラマに描かれているような夫人間での熾烈な入試競争が今尚展開されます。(補足:皆さん!日本ではプライベートな事柄を会社ではあまり話題しませんよね!? ) 

 韓国女性をこのようにたくましく強くした要因を歴史からひもといてみます。まず朝鮮王朝中期の秀吉の文禄慶長の役(韓国では「壬辰倭乱」)、清の侵略(丙子胡乱)、日本の統治、韓国戦争(朝鮮戦争)などが挙げられます。

 戦争は国民、特に弱き女性や子供を犠牲にします。男は戦争に駆り出され、後方で敵から家族や身を守るのは武器を持たない女性です。朝鮮王朝は儒教の精神にのっとって、女性は、幼くして父親に、嫁いで夫に、そして子供に尽くす(男に対する)“三従”を美徳とし、操を守る貞淑な女性を誉れとしました。

 けれども秀吉の朝鮮侵略(1592~8年)はこの倫理道徳を地に落としめました。日本兵士が多くの女性を蹂躙(じゅうりん)したため、戦後辱めを受けた女性の処置で社会問題になりました。戦争下であっても貞操を重視した当時の道徳律に反した女性があまりにも多かったため、王様が臣下の反対を押し切り女性に免罪符を出さざるを得ませんでした。

 約40年後にも似たような事態が起こりました、清の侵略(1636年)により多くの女性が清国に連れていかれ売買されたり蹂躙され、数年後に帰国した時、待っていたのはなぜ貞操を守らなったのかと言う理不尽な非難でした。

 肩身の狭い思いをした女性は自害したり離縁されるなど、その数があまりにも多かったので、当時の王様が見かねて、それぞれの故郷の川に入り禊(みそぎ)をすれば不問にすると宣言しました。しかし、現実はほとんど受け入れられませんでした。この時、帰国した女性を″ファニャンニョ/還郷女”と言って今でも操を守らない女性の代名詞として使われています。

 そして日本の統治下では軍の慰安婦制度がありました。私事ですが私の母親は既婚者であれば駆り出されないと早々と17歳で結婚をしたそうです。

 異民族の侵略だけでなく現代に至っても、朝鮮戦争という同族が相争う悲劇がまたも弱き女性や子供に降りかかりました。このように度重なる戦乱がこの国の女性を強く鍛え上げたに違いありません。普段は威張り腐ってるくせにいざという時に女子供を守れない男どもに頼らないで自助すべく精神と手段を身に付けようとするのは至極当然のことです。

 この歴史的DNAに加えて現代においても左右対立、民族分断、政治的激動(独裁政治、クーデター、民主革命など)や経済危機(IMF管理体制)、急激なインフレ、熾烈な入試戦争など目前の激流に対応するためには、夫の給料でささやかに家庭を守りコツコツと築き上げていては競争に乗り遅れるばかりか落後してしまうので、心を鬼にして立ち向かわねば勝ち残れません。このような時空の環境により韓国の女性はたくましさと生活力を身に着けてきました。

 皆さんの身近な話を例に韓国女性のたくましさの一端を紹介しましょう。場所は韓国クラブがひしめく東京の赤坂、時は西暦2000年前後。

 私の友人の友達Aは韓国クラブが大好きでホステスに入れ込み1億円をつぎ込んだ挙げ句、裏切られる。その痛手で二度と赤坂には出入りしないと誓う。しかし、半年がたつとムズムズ赤坂が恋しくなる。Aいわく″クラブに行っても深入りしなければ問題ないだろう”と自分を説得し再び赤坂通い。

 ところが赤坂の名だたる韓国クラブではAの背中には1億円の価格表がついているので、あの手この手を使ってAを口説こうと躍起になるが、Aはアツものに懲りて手を出さず、3か月が過ぎたある日好きなタイプのチーママに出くわす。

 30前後の小柄な女性。何度か通ってる内にそのチーママから閉店後に度々食事に誘われるが、断る。だが、とある日。帰りが一緒になり家まで送る。彼女が送ってくれたお礼に上がってコーヒーでも、と勧められる。コーヒー1杯ぐらいなら構わないだろうとマンションに上がる。ところが彼女はコーヒーを入れるどころか、シャワーを浴びてるではないか?! バスタオル姿の彼女に思わず唾を飲み込む!!! …ことが終わりハタと後悔が!? 

 深入りしてはいけないと、相場の三倍の30万を渡す。彼女は怒り、手でお金を払い″私はお金のためにしたわけでない”と涙顔。Aはこの子はお金欲しさで自分に近づいたのではないと感激。そして関係が続く。しばらく経った後、″マンションが古くなったので”とせがまれウン千万、″国の両親が手術するので”とウン千万せびられる。ジ・エンド。

<尾ひれ>

 韓国の女性は情が濃いのでたとえこんな関係であっても男に全力で尽くすので日本の男性は日本の女性に無い熱いものを感じて惹かれるのではないでしょうか⁈

 “私が全力で尽くすのだから、あなたも全力で尽くして欲しい”という熱量が韓国女性にはあるので、計算ずくで金を要求するというよりもマンションや父母の病気などで困っているから応援するのは当然だという側面もあります。

 彼女ではないが日本で一生懸命稼いでソウルの一等地にビルを建てた優れ者も…

※権鎔大(ゴン・ヨンデ)韓日気質比較研究会代表の寄稿。ソウル大学史学科卒業、同新聞大学院修了。大韓航空訓練センター勤務。アシアナ航空の日本責任者・中国責任者として勤務。「あなたは本当に『韓国』を知っている?」の著者。




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