韓国統一部｢北朝鮮、2か月ぶりの全員会議招集は異例的…食糧事情を注視する｣

2023/02/06 13:44入力

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北朝鮮が今月下旬に農業問題を議論するため党中央委員会の全員会議を招集することになったことについて、韓国統一当局は「北朝鮮の食糧事情および内部動向を注視していく」と明らかにした。

統一部のク・ビョンサム報道官は6日の会見で、「北朝鮮が昨年末に全員会議を開催してから約2か月ぶりに再び全員会議を開催するのは前例がないことではないが、多少異例的なことだと見ている」と述べた。

北朝鮮の朝鮮中央通信によると、北朝鮮はきのう労働党中央委員会の政治局会議を開き、今月下旬に党中央委員会第8期第7次全員会議を招集することに決定した。農業問題と農業発展の展望目標などを討議するためだ。

北朝鮮は通常、毎年1～2回程度、労働党の全員会議を開催してきたが、昨年末から約2か月ぶりに全員会議を再招集することになる。農業分野という単一の議題だけで召集することを見ると、北朝鮮内の食糧難問題が深刻だという推定が可能だ。

ク報道官は、「政府が推定した北朝鮮の食糧生産量は2022年に451万トンで、前年の2021年には469万トンだった。3.8%程度の減少があったと推定される」とし、「具体的な状況は北朝鮮が1月に最高人民会議と内閣全員会議を通じ農業問題を重要な案件として扱ったさまざまな状況などを留意して見ている」と説明した。