韓国外相｢北の挑発に国連安保理が団結・対応せねば｣＝安保理理事国懇談会

2023/02/02 08:02入力

＜拡大写真＞

韓国のパク・チン（朴振）外相は1日（現地時間）、米ニューヨークで国連安全保障理事会（安保理）理事国の大使たちに会い「北朝鮮の挑発に対し、安保理が団結し強力に対応しなければならない」と求めた。

パク外相は1日からの訪米の最初の日程として、ニューヨークで安保理理事国駐国連大使たちと「朝鮮半島問題に関する安保理理事国招請昼食懇談会」を開催した。

パク外相は「国際的な自由・平和・繁栄に積極的に貢献していく」という意志を盛り込んだ “グローバル中枢国家（GPS）ビジョン”を安保理理事国たちに紹介した。

つづけてパク外相は「北朝鮮がこれまでにないレベルのミサイル挑発と核脅威で、朝鮮半島・域内および国際社会に深刻な脅威を引き起こしている厳重な状況だ」と説明し、安保理が直ちに団結し北朝鮮の度重なる安保理決議違反に対し強力な対応措置をとることを求めた。

またパク外相は「北朝鮮が非核化交渉に復帰するよう導くため、安保理理事国および全ての国連加盟国が徹底した対北決議を履行しなければならない」と強調した。

さらにパク外相は「ユン・ソギョル（尹錫悦）政府は対北政策ロードマップ“大胆な構想”にしたがって、北朝鮮が実質的な非核化に乗り出す場合、政治・経済・軍事的分野を含めた相応措置を提供する」と説明し、対話と外交を通じた北核問題解決の意志を伝えた。

安保理理事国の大使たちは「北朝鮮の核・ミサイル開発と挑発は、国際非拡散体制への深刻な脅威だ」ということに共感し、これを防ぐための安保理の対応方向について意見を交換した。

パク外相は「韓国が2024～25年任期の安保理非常任理事国に進出すれば、安保理が任務を遂行するにおいて、間接的な役割を果たしていく」という抱負を伝え、支持と応援を求めた。

韓国外交部（外務省）は「韓国政府はこれからも、朝鮮半島問題に対する安保理の団結した対応を促すための努力を引き続きしていく予定だ」と伝えた。