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相次ぐ警察の酔っ払い放置による死亡事故…警察庁長が現場点検=韓国

2023/02/01 21:58入力

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韓国で、警察が酒に酔った市民を放置して死亡する事件が相次いで発生した中、警察庁長が直接現場を訪れ、対策作りに乗り出した。

1日、警察によると、ユン・ヒグン(尹熙根)警察庁長はこの日、内部懸案会議を開き、最近相次いで発生した酔っ払いの死亡事故に関し、現場警察官措置の問題点と改善策について話し合った。

尹庁長はこの日の午後には、事故が発生したソウルトンデムン(東大門)警察署管内のフィギョン(徽慶)派出所を直接訪問し、警察の措置に不十分な点がなかったかどうかを点検することにした。

東大門警察署は先月31日、酒に酔って路地で横になっていた50代の男性を放置し、ワゴン車にはねられて死亡させた所属警察官2人を監察調査している。

警察が危険にさらされている市民を適切に保護せず、放置して死亡に至らせたとの批判の声が高まると、尹庁長が急いで内部綱紀の確立に乗り出したものと分析される。

当該警察官は市民の通報を受けて現場に出動し、酒に酔った男性を発見したが、男性をそのままにして道路の向かい側に止めておいたパトカーに戻り、事故発生の瞬間まで車内で待機していたことが分かった。

30日には、ソウルカンブク(江北)警察署が寒波の中、酒に酔った60代の男性を家の門の前まで連れて行ったが、結局は死亡させて所属警察官2人を業務上過失致死の容疑で在宅起訴した。

警察内部では、酔っ払い保護に関して警察官の職務範囲が明確でないために起きたことだとして、現場警察官の責任を問うより関連制度の改善を先に行わなければならないとの声も出ている。

現場警察官だけに責任を転嫁しない対策作りが必要だということだ。

警察官職務執行法は酒に酔い、自身や他人に危害を及ぼす恐れがある人を保護するよう規定しているが、具体的にどの水準まで保護措置がなされなければならないのかについては明確な規定や指針がない状態である。




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