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金与正を恐れる李雪主…金正恩、娘を公開し妻をなだめる=韓国報道

2023/01/29 07:40入力

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北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が、妹のキム・ヨジョン(金汝貞)労働党副部長がけん制する夫人のリ・ソルジュ(李雪主)氏を安心させようと、次女のキム・ジュエ(金主愛)を対外に公開したと分析されている。

27日(現地時間)、英日刊紙ザ・タイムズは専門家の意見を引用して、「金総書記が金副部長と李夫人の競争構図を落ち着かせようと、次女を公開した」との記事を出した。

北朝鮮は継承原則が定められていないため、金総書記が後継者を決めることなく死亡すれば、権力の空白が生じかねない。この場合、李夫人と金副部長が競争構図を形成して争う可能性がある。

同紙は、金副部長が権力を掌握するため、金総書記の家族を排除しようと試み、李夫人は家族を保護するために可能なあらゆる手段を動員するものと予想している。金副部長は「金氏王朝」の子孫として金総書記を継ぐ人物として挙げられている。

ザ・タイムズのインタビューに応じたチェ・ジヌク韓国戦略文化研究センター院長は「金副部長は影響力が強く野心満々で攻撃的」と語り、「李夫人はこれを喜んでおらず、まさにこの点が金委員長が娘を公開した理由」と解釈している。

続けてチェ院長は「金総書記は妻を安心させ、妹には『これが私の娘であり後継者』という巧妙かつ明確なメッセージを与えるために娘を公開した」と語り、「もしも息子を連れて来たとしたら(後継者というアピールが)あまりにも明白で、金副部長としては苦痛に感じだはず」と話した。続けて「キム・ジュエを登場させたことで李夫人が勝者で、キム・ヨジョンは敗者となる。これが最も重要なメッセージだ」と付け加えた。

当初、金総書記が昨年11月、娘の手を握って弾道ミサイルの試験発射を参観するために現れると、後継者を暗示しようとしているとの解釈が出ていた。




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