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無人機侵犯の北朝鮮・対抗した韓国 ともに休戦協定違反=国連軍司令部

2023/01/26 16:36入力

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【ソウル聯合ニュース】国連軍司令部の軍事休戦委員会は26日、先月末に北朝鮮の無人機が韓国の領空を侵犯し、韓国側が対抗措置として無人偵察機を南北軍事境界線の北朝鮮側に飛ばしたことについて、特別調査結果を発表した。同委員会は「多数の北朝鮮軍の無人機が韓国の領空を侵犯した行為は休戦協定違反であることを確認した」と指摘。韓国の対抗措置に関しては、北朝鮮無人機の無力化を図った行為は休戦協定違反ではないが、「韓国軍の無人機が北朝鮮側の領空に進入したのは休戦協定違反」と判断した。

 また、「緊張を未然に防ぎ、偶発的かつ故意の事件が発生する危険を緩和し、朝鮮半島で敵対行為の中止状態を維持するためには休戦協定の順守が欠かせないことを改めて確認する」として、「国連軍司令部は韓国の協力機関と引き続き緊密に協力する」との方針を示した。

 北朝鮮は先月26日、無人機5機を韓国の領空に侵入させた。韓国側も対抗措置として無人機を軍事境界線の北朝鮮側に飛行させ、偵察活動を行った。

 韓国国防部のチョン・ハギュ報道官は今月9日の記者会見で、「自衛権は国連憲章で認めている合法的な権利だ」として、「休戦協定はその(国連憲章)下位にあるため、国連憲章を休戦協定で制限できない」と強調。韓国側の対抗措置は自衛権を行使したものであり、休戦協定で制限できないとの立場を示していた。





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