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40代男性、脳疾患の母親遺棄の疑い「食事は牛乳のみ」=韓国

2023/01/11 10:38入力

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脳疾患を患う60代の母親を放置して死亡させた40代の息子が控訴審でも執行猶予を言い渡された。

テジョン(大田)高裁は10日、遺棄致死の疑いで起訴された息子(40)の控訴審で、一審と同じく懲役3年、執行猶予4年を言い渡した。また、200時間の社会奉仕も同時に命令した。

息子は2020年5月から約1年2か月間、脳疾患を患っている母親(60)を放置し、死亡させた疑いが持たれている。

母親は栄養失調の状態で肺炎にかかって死亡したが、息子は母親が死亡する1か月前から食事をきちんと与えず牛乳だけを与えていたことが分かった。死亡当時、母親の体重は30kg程だった。

別々に暮らしていた親子は、2014年に母親が水痘症を患ってから一緒に暮らし始めた。2020年からは母親が寝たきりになったが日常の世話は疎かだった。

一審は「直系尊属に対する遺棄行為は罪悪感が非常に重い」としながらも「他の家族の助けを受けられないまま週末まで仕事をして、一人で扶養してきた点、障害者支援センターを訪問して相談するなど対策を立てようとした点などを考慮した」と量刑理由を明らかにした。

検事側は刑が軽すぎると控訴したが「母親と7年間同居し、療養病院に迎えるために努力してきた点などを考慮すれば、量刑が合理的な範囲を外れたとは言い難い」とし、これを棄却した。




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