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韓国警察、大統領室や官邸に配置の警察警備員に関する資料を非公開方針に…尹大統領の「警察の浪費」で物議後

2022/10/27 17:31入力

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韓国警察が大統領室や官邸に配置された警察警備員に関する資料を最近「非公開方針」に変更したことが分かった。出勤・退勤するユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の警備員の規模に対する報道が出てから「警察の浪費」だと物議を醸した中、突然の方針変更だ。警察庁は資料非公開の決定について「もともと、公開されてはならない資料だ」と説明した。

 27日、メディア「ハンギョレ」の取材を総合すると、警察庁は国会行政安全委員会所属の共に民主党イ・ソンマン議員が今月中に数回要請した「大統領の公館移転で変わる警察警備員の資料」に対して非公開決定をした。また警察は「官邸」という単語が入った資料の全てを情報公開法と警護規則などを挙げて「国家安保に関する資料提出は困る」と非公開にした。

 警察庁の警備局は、ことし8月に尹大統領夫妻のソチョ(瑞草)区の自宅とヨンサン(龍山)区の大統領室に配置された警備員に関する資料を、以前のチョンワデ(青瓦台)の時に配置した人員と比べて提出していた。この資料で、尹大統領の官邸と執務室が分離されてから、青瓦台よりも警察警備が昼夜間を含めて増えたことが分かった。

 警察は保安上の理由で正確な人数などについて公開しなかったが、「ハンギョレ」は出勤・退勤の交通管理に配置された外勤警察の数を加えて毎日600人を超える警察が動員されていると報じた。これまで絶えず国会の要請があれば、警察が提供するレベルの内容の資料だ。

 ところが、公館移転に関する警備員に関する資料要求に対して警察は「保安上の理由」だとして資料提出を拒否した。警察はこれに関して、初めから公開できる資料を国会に提出したという趣旨で答弁した。警察庁の警護と関係者は「本来、公開されてはならない資料が事前に公開された側面がある。協議レベルで議員室に提供した資料だが、マスコミに公開されて誤解が起きた。今後、誤解のないようにしようと公開しないことにした」と述べた。続けて「龍山周辺には治安などによって警備員を常時配置しているが、まるで大統領の出勤・退勤で過度に警察を使用しているように誤解された」と述べた。

 実際に、当時大統領室は「配置される警察官が増えたという警察庁の資料は集会デモに備えたもので、大統領の警護とは関係ない。これまでの警護員(警護処、警察、軍)で十分に任務を遂行しており、その数を増やす理由がない」と別に釈明資料を出したりもした。

 しかし議員室側はことし8月にも警察が資料を提出した時、特に非公開の要請はなかったという立場だ。提出資料にも「詳細内容は警護保安事項で資料を提供できない」と明示してあった。公開できる情報とそうでない情報を区別していたという意味だ。




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