検察、視聴者殺害後に遺棄した20代BJに無期懲役を求刑=韓国
2022/08/24 17:24入力
インターネットライブ配信で視聴者を暴行して死亡させた20代男性BJ(Broadcasting Jockey/放送番組の進行者)が無期懲役を求刑された。
24日、スウォン(水原)地裁刑事11部の審理で開かれた結審公判で、検察は殺人、死体遺棄などの疑いで拘束起訴されたインターネット配信の進行者A被告に対する結審公判でこのように求刑した。また、共犯として一緒に拘束起訴されたB被告には懲役20年を求刑した。
検察は「人間の生命は何とも代えられない大切な価値」とし、「被害者は被告人から無慈悲な暴行を受け苦痛の中で命を失っただろう。遺族も厳罰を望んでいる」と説明した。
A被告はこの日最終陳述で「消し去れない罪を犯した。一生悔やみながら生きていく」と述べた。B被告は「遺族の方々に申し訳ないと申し上げる。罰を甘んじて受ける」と述べた。ただし、被告人らは被害者の死亡原因をめぐり、互いに責任を転嫁した。
A被告らはことし2月初めから約1か月間、キョンギ(京畿)スウォン(水原)市の居住地で被害者Cさんを鈍器で殴って死亡させた容疑で起訴された。彼らはCさんが死亡すると、犯行翌日、自宅近くの歩道橋の下の空き地に死体を遺棄した。
A被告らは被害者と同居が始まって半月ほどが過ぎた後から「家を散らかす」、「行動が気に入らない」などの理由で、彼を暴行し続けたことがわかった。