安倍元首相の国葬、プーチン大統領は参列不可能＝韓国報道

2022/07/24 17:33入力

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今年9月に行われる安倍晋三元首相の国葬にロシアのプーチン大統領が出席意思を明らかにした場合、日本政府はこれを拒否する方針だ。

　24日（きょう）、日経アジアによると、外務省は先週、日本と国交を結んだ195ヵ国と4地域および国際機関などに安倍元首相の国葬の日程を共有した。主要人物の出席有無などを確認するためだ。林芳正外相は22日開いた記者会見で「外国の要人たちの参列を受け入れることになった。日本が外交関係を結んでいる国々と弔意を表した国、国際機関に（国葬の）日時と場所などの情報を通知した」と述べた。

　情報共有対象国にはロシアも含まれている。プーチン大統領が安倍元首相の死去に弔意を表したためだ。プーチン大統領は今月8日に安倍元首相の母親と昭恵夫人に哀悼の意を表する書簡を送り、「安倍元首相は両国の友好関係の発展に大きく貢献した偉大な政治家だ」と明らかにした。これに関し、プーチン大統領は安倍元首相と27回にわたって会談を行い、北方領土問題などについて話し合うなど親密な関係を維持したと日経は説明した。

　しかし、ロシアとの情報共有は形式的なレベルだったという診断だ。ウクライナを侵攻している状況で、プーチン大統領による安倍元首相弔問のための訪日が現実となる可能性が低いためだ。また、日本政府は対ロ制裁の一環として、プーチン大統領の日本入国を事実上禁止している状態だ。

　日本政府関係者は「もし、プーチン大統領が弔意を名目に訪問意思を表明しても、入国を許可しない」と断言した。入国を許可すれば、ウクライナ侵攻を容認したという誤ったメッセージを国際社会に伝える可能性があるという判断からだ。

　一方、日本政府は国交を結んではいないが、弔意を示した台湾にも安倍元首相の国葬の日程や場所などを共有した。北朝鮮は共有対象から除外された。安倍元首相の国葬は今年9月27日に日本武道館で行われる予定だ。日本武道館は大型武道館で、約1万4000人の観衆を収容することが可能だ。