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「日米韓北核代表」がソウルで協議…北の挑発、3か国の統合された対応方案を論議

2022/06/03 16:40入力

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日米韓の北核首席代表はきょう(3日)韓国のソウルで、北朝鮮による先月25日の弾道ミサイル発射が国連安全保障理事会(安保理)制裁決議の違反であることを明確にし、日米韓3か国の統合された対応方案を話し合ったことが明らかになった。

韓国のキム・ゴン(金健)朝鮮半島平和交渉本部長と米国務省のソン・キム対北特別代表、船越健裕アジア・大洋州局長はこの日の午前、ソウルの外交部(外務省)庁舎で北核首席代表協議を行なった。今回の3か国代表協議は、ことし2月の米ハワイ会合以来、約4か月ぶりである。

キム本部長は冒頭発言で「北朝鮮の継続される核兵器開発は、それに対応するわれわれの抑止力強化へと帰結するだけだ」とし「これは結局、北朝鮮自身の利益に反することだ」と語った。つづけて「北朝鮮が現在選択した道は、必然的に北朝鮮自身の安保を阻害することになる」とし「北朝鮮の持続的な孤立は、すでに深刻な北朝鮮の経済状況を一層悪化させることになるだろう」と警告した。

ソン・キム代表は先月25日の北朝鮮による弾道ミサイル発射について「われわれは軍事作戦を遂行し、集団安保と地域安定に対する日米韓の確固とした意志を示した」と語った。

つづけて「北朝鮮はことしに入って23発の弾道ミサイルを発射したが、そのすべては国際法に違反し軍事的緊張を高め地域を不安定にしている」とし「米国は『北朝鮮はプンゲリ(豊渓里)の核実験場での7次核実験を準備している』と分析している。これは、北朝鮮が最近発表した国民への談話と一致する」と語った。

また「われわれは日韓という同盟国たちと緊密に協力し、すべての偶発的状況に備えている」とし「われわれは北朝鮮の挑発への対応において、地域内の同盟国たちを保護するための防衛と抑止力を強化するため、必要時にはわれわれの軍事態勢を長・短期的に調整する準備ができている」と語った。

船越局長は「今回のミサイル発射は国連安保理決議の違反であり、われわれは断固とした態度で対応すべきだ」とし「核実験を含めたさらなる挑発が可能な状況で、どのように対応するのかを深く話し合わなければならない」と語った。

つづけて「そのためには日米韓3か国の協力が一層重要であり、韓国の新政府発足によりわれわれ3か国の協力が一層進展することを確信する」とし「きょう、3か国の安保協力を含めた地域の抑止力を強化する方法について話し合うことを期待する」と語った。

日米韓の北核首席代表はこの日の協議で、北朝鮮によるさらなる挑発の動きなどの状況を共有し、対応方案を話し合った。加えて、北朝鮮の新型コロナウイルス感染症における人道的支援方案についても意見を交換した。




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