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「伝統韓紙」をユネスコの無形文化遺産に…登載に向けたフォーラム開催=韓国

2022/03/28 09:53入力

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韓国の「伝統韓紙」をユネスコの無形文化遺産に登載するため、韓紙の優秀性を広め産業として育成しようとする学術フォーラムがソウル・チョンノ(鍾路)区にあるソウル歴史博物館で開催された。

 鍾路区が主催したフォーラムで推進団長であるイ・ベヨン理事長は「朝鮮時代の中央政府で紙作りを管理していた造紙署があった文化中心都市・鍾路区で、こうしてフォーラムを開くことになり意味深くうれしく思う」とし、「造紙署を復元し、伝統韓紙がユネスコの文化遺産に登載される上で力になれることを望む」と述べた。

 また、「世界的に伝統韓紙の優秀性を広め、国内外での認知を拡大し、産業として育成すべきである」とし、「全国民の参加により汎国民運動として発展させなければならない」と強調した。

 「縮み志向の日本人」の著者として有名な文化評論家イ・オリョン(李御寧)元文化部長官は亡くなる前に収録した映像で、「伝統韓紙のユネスコ登載はBTSなど今日の“K”字が付くすべてのものの中で一番上になるだろう。登載推進に携わる皆さんは“K-紙”を先導する主人公」として韓紙の重要性を言及した。

 パン・ギムン(潘基文)元国連事務総長も映像メッセージで「これからはK-POPやK-ドラマに加え、“K-紙”を世界に広め広報する時が来た」とし、「われわれは伝統韓紙を“生きる伝統文化”として絶えず再創造し、知識や技術を培わなければならない」と伝えた。

 開会式後、韓紙サルリギ(生かし)財団は韓国工芸デザイン文化振興院と業務協約(MOU)締結式をおこない、広報大使に韓紙を材料とする画家チョン・グァンヨン氏を任命した。

 続いて、伝統韓紙の生産・管理復元の可能性や必要性を検討し、鍾路区の伝統文化と伝統韓紙の発展に向けた研究・政策の方向性を模索する討論会が進められた。




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