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韓国KBSドラマ 「動物虐待」と告発相次ぐ=撮影後に馬死亡

2022/01/21 11:34入力

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【ソウル聯合ニュース】韓国公営放送局KBSの大河ドラマ「太宗イ・バンウォン」で落馬シーン撮影のため無理やり転倒させられた馬が死亡したことが伝わり、動物虐待との批判が広がっている。動物保護団体はKBS側を警察に告発した。

 

 警察などによると、動物の権利擁護を訴える団体「動物権行動KARA」が前日、同ドラマの撮影責任者を動物保護法違反の容疑でソウル麻浦警察署に告発した。

 団体側は「KBSは今回の件を『残念なこと』『不幸なこと』としているが、この残酷な状況は単なる事故やミスではなく、綿密に計画された演出によるもので、故意による明白な動物虐待行為だ」と批判。「受信料で運営される公営放送のKBSは、今回の状況を単に『残念なこと』程度の謝罪で幕引きしてはならない」と指摘した。

 別の動物保護団体も21日、KBSを批判する記者会見を開いた後、ソウル永登浦警察署に告発状を提出する予定だ。

 これら団体は今月19日、同ドラマの落馬シーンの撮影現場で馬が転倒させられる様子を収めた動画を公開した。撮影は馬の足首にワイヤーを結んで転ばせる方法で行われたという。

 団体側は、こうしたやり方の撮影は動物を傷つける行為を禁じた動物保護法に違反する虐待行為だと批判し、この馬が生きているかどうかの確認を要求。これに対しKBSは20日にコメントを出し、馬が死亡したことを明らかにした。

 同局は「事故直後に馬が自ら立ち上がり、外見上けががないことを確認して馬を帰した。馬の状態に対する視聴者の懸念の高まりを受けてこのほど健康状態を再び問い合わせたところ、撮影から1週間ほどして死亡したことを確認した」と伝え、再発防止を約束して謝罪した。





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