ポスコとサムスン物産、サウジの政府系ファンドとグリーン水素の生産を推進=韓国報道
2022/01/20 16:07入力
ポスコは18日(現地時間)、サムスン物産およびサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)と、グリーン水素事業における協力強化を主要な内容とした3者間覚書(MOU)を締結した。
3機関はMOU締結により、サウジアラビア現地で再生エネルギーを基盤としたグリーン水素を生産する事業を共同推進する。手始めに年内、経済的に優れた事業敷地を選定し、事業の妥当性に関する検討を終える計画だ。
以降、各自の能力を活用して、水素事業バリューチェーンの拡大および両国の水素関連市場活性化に向け、協力を強化していくこととした。
PIFは現在、投資資産規模が570兆ウォン(約54兆7340億円)に達する世界でも指折りの政府系ファンドで、2015年にはポスコ建設に大規模な持分投資を行うなど、ポスコと持続的な協力関係を築いている。
またポスコとサムスン物産も昨年11月、海外におけるグリーン水素生産施設の開発と水素貯蔵・導入のためのインフラ構築、液体水素関連の技術開発など、グリーン水素事業に関する包括的な協力を行うことで提携した。