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北朝鮮外務省 「佐渡島の金山」の世界遺産登録推進を非難

2022/01/12 13:46入力

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮外務省は12日、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制労働させられた「佐渡島の金山」(新潟)を「人間の生き地獄の代名詞」としながら、日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録を推進していることを厳しく非難した。外務省ホームページに、日本研究所のチャ・ヘギョン研究員の名前で世界文化遺産登録推進に反発する文章を掲載した。

 外務省は佐渡島の金山を「劣悪な生活環境と労働条件、朝鮮人労働者に対する殺人的な労働の強要と激しい民族的差別により、今なお、わが人民と日本人の間で人間の生き地獄の代名詞で呼ばれている」と指摘した。

 日本が2015年、軍艦島(端島)を含む「明治日本の産業革命遺産」のユネスコ世界文化遺産登録の際、朝鮮半島出身者の強制労働があったことを認め、犠牲者を記憶するための展示施設を設けることを約束しておきながら、きちんと履行していないことにも言及。佐渡島の金山でも文化遺産登録を目指していることを「破廉恥ぶり、道徳的な低劣さに驚愕(きょうがく)を禁じ得ない」と非難した。日本の狙いは「植民地統治の犯罪の歴史をどうにかして否定し、覆い隠す」ことにあるとした。

 佐渡島の金山は江戸時代に金鉱として知られ、第2次世界大戦が本格化した後は銅、鉄、亜鉛など戦争物資を確保する鉱山として主に活用され、朝鮮半島出身の労働者が多数投じられた。日本の文化審議会は昨年末、佐渡島の金山をユネスコ世界文化遺産に推薦する候補に選定した。世界遺産委員会で登録審査を受けるには、日本政府が2月1日までにユネスコに推薦書を提出する必要がある。





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