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韓国ハンコムグループ、地球観測用の人工衛星「世宗1号」を来年6月に打ち上げ

2021/12/23 12:59入力

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ハンコムグループは23日、宇宙・航空専門のグループ企業、ハンコムインスペースが米国の宇宙開発ベンチャー、スペースXと人工衛星「セジョン(世宗)1号」の打ち上げ契約を締結したと発表した。

これにより「世宗1号」はスペースXのロケット「ファルコン9」を利用し、米国フロリダ州ケープカナベラルの宇宙センターから打ち上げされる。

「世宗1号」は最近、英国グラスゴーの衛星設計・組み立て工場、および環境テスト試験所で搭載機器の連動試験を終えた。来年4月に行う環境試験の評価のみ終われば、打ち上げが可能となる。打ち上げ後1か月間のテストを経て、地球観測映像の分析サービスを開始する計画だ。

ハンコムグループは「世宗1号」を皮切りに、5号まで人工衛星の打ち上げを進める。観測用だけでなく、通信衛星など50基以上の衛星群を打ち上げ、運用する計画だ。また現在進めている、国産ロケット(KSLV)の開発が終われば、韓国でも「世宗」シリーズの衛星を打ち上げられるよう投資を進める。

これと共にハンコムグループは、韓国電子通信研究院(ETRI)から地上局と低軌道衛星間の双方向通信が可能となる技術の移転を受け、衛星通信技術の高度化と商用化を進めている。




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