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金正恩氏、軍幹部に「絶対忠誠」を要請…核言及はなし

2021/12/07 10:17入力

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北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が北朝鮮軍の教育と訓練を担当する幹部らを呼んで、朝鮮労働党に絶対忠誠を示す指揮官らを育成するよう要請した。ただし、核武力や特定国に対する言及は特別なかったものとみられる。

 7日、労働新聞や朝鮮中央通信など北朝鮮のメディアは一斉に「朝鮮人民軍第8次軍事教育一軍(幹部)大会が12月4日と5日(平壌)4・25文化会館で行われた」とし「敬愛する金正恩同志が大会を指導なさった」と報道した。

 報道によると金総書記は開会の辞と結論を通じて「すべての軍事教育一軍たちを、軍事教育事業を徹底して党の思想と政策、方式通りに組織進行することで、学生たちを党中央に絶対忠誠を示す指揮成員に育成しなければならない」とし、このための諸原則と軍事教育の発展方向、課題と実践案を提示したと伝えた。

 さらに「偉大なわが党のため、偉大なわが国と人民のため、わが革命武力の永遠な強大さと必勝不敗のため一心全力を尽くし、軍事教育革命の新たな高揚期、跳躍期を力強く切り開いていこう」と訴えた、とメディアは伝えた。

 この日の報道と討論では思想的覚悟が足りないことから一連の偏向が明らかになると分析総和(決算)した。経済難や非常防疫の長期化状況の中、軍の紀綱が緩まないよう、思想教育などの精神力強化を指示したものと見られる。

 ただし、北朝鮮メディアの報道では核武力や特定国に対する言及は出なかった。金総書記は最近になって、対外的な言及は控え、党内の結束と思想戦に集中しているようすだ。韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領が提案した終戦宣言だけでなく、米韓の国防間の北朝鮮核対応のための作戦計画修正発表にも反応せず、沈黙で一貫している。




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