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中韓外相「ソウル会談」と日米韓北核代表「東京協議」…今週は「朝鮮半島情勢変化」に重要な週

2021/09/13 11:49入力

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「日米韓の北核協議」と「中韓外相会談」が続けて開かれる今週は、朝鮮半島の情勢変化にとって重要な週になるものとみられる。

北核首席代表として訪日した韓国のノ・ギュドク(魯圭悳)朝鮮半島平和交渉本部長は、明日(14日)東京で開かれる「日米韓首席代表協議」に参席する。日米韓の北核首席が一堂に会するのは、ことし6月21日のソウル協議以降3か月ぶりである。この日の協議には船越健裕アジア大洋州局長と米国務省のソン・キム対北特別代表が、それぞれ北核首席代表として参席する。韓国の外交部(外務省)は、今回の協議を通じて3か国が朝鮮半島状況の安定的な管理と朝鮮半島平和プロセスの早期再稼働のための協力方案を深く話し合うものとみている。

今回、日米韓3か国の首席代表は、ヨンビョン(寧辺)の原子炉再稼働と閲兵式など、これまでの北朝鮮の動向を共有し、きのう(12日)の北朝鮮による長距離巡航ミサイル発射の意図について話し合うものとみられる。

一方、明日(14日)は中国の王毅 国務委員兼外相が「中韓外相会談」のために韓国を訪問する。ジョー・バイデン米政権の発足以降、初めての訪韓である。「バイデン政権の発足後、米韓同盟は以前より強化された」と多数評価されている。米韓首脳会談直後に発表された共同声明に「クアッド(Quad・日米豪印の4か国安保協議体)」と「台湾海峡」などが盛り込まれたことから、中国は反発している状況である。

特に米下院軍事委員会は今月初め、日本と韓国の「ファイブ・アイズ(機密共有同盟)」加入を推進する法案を通過させた。中国はファイブ・アイズを「組織暴力団共同体だ」として、反発している。

このような流れの中、王毅外相は今回の訪韓を通じて、米中の間に立っている韓国を自国の方に引き入れようと努力するものとみられる。訪韓前にベトナムに訪問した王毅外相は「域外の勢力による関与(介入)と挑発を、共同で警戒し阻止しなければならない」と求めた。今回、王毅外相は北核問題について「北核の核実験などの中断状況を考慮して、いったん制裁を緩和した後、再び北朝鮮が挑発する場合には制裁をこれまでのように行なう」という「国連安全保障理事会の対北制裁決議の可逆条項」の活用を言及するものとみられている。




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