専門家たち｢北、コロナをきっかけに“中国依存”が一層高まるだろう｣

2020/09/10 09:07入力

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新型コロナウイルス感染症の世界的大流行をきっかけに、北朝鮮の対中依存度が一層高まるという見方が出ている。

北朝鮮に対する米国・国連による制裁が続いている状況に加えて、新型コロナ流行の影響で、北朝鮮の経済難がより深刻化しているものとみられるためである。

9日（現地時間）英国経済紙のファイナンシャルタイムズ（FT）によると、オーストリアのウィーン大学の北朝鮮経済専門家は、北朝鮮の最近の経済状況について「長期間 悪い状況であったが、それより一層悪くなっているだろう」とし「様々なことがコロナ以前に比べて、かなり悪化しているとみられる」と語った。

このような中、北朝鮮は各国の金融電算網に対するハッキングを通して、大規模資金の奪取を試みてきたとされているが、専門家たちは北朝鮮による このような脱法行為も、経済難の影響で「縮小するはずだ」と分析している。

韓国国民大学のアンドレイ・ランコフ教授は「中国は米国と間の“緩衝”の役割として、キム・ジョンウン（金正恩）国務委員長を支援するという戦略的決定を下した」とし「北朝鮮の経済難が政治的危機に拡がるまで放置することはないだろう」と語っている。

また「中国は北朝鮮住民が飢え死にしない程度の食糧と、北朝鮮の必須生産に必要な燃料、そして北朝鮮住民たちのための基本的な物資は提供するだろう」と付け加えた。